私がMathieu Boogaertsを聞くよと言った時、 知り合いのフランス人の男の子はこう言った。 「演歌を日本の音楽の代表だと思われたらいやじゃない?それと同じこと」。 私は決してMathieu Boogaertsのことをフランスの音楽の代表だとは思わないけど、 フランス語以外にこの人のメロディに合う言語はないと思う。 モノを大事にしなさいと言われて育ったためか、 少し大きくなってアメリカ映画を見た時に、 スニーカーのままベッドに寝転がったり、 ロッカーに教科書を投げ入れたりするのを見て、 少し驚いた記憶がある。 Mathieu Boogaertsを聞くと、 大事にするものとそうじゃないもの、どっちも愛すべきものって気がしてくる。 言語じゃない言葉、意味を成さないつぶやき。 そういうものぜんぶひっくるめてる空気は、すごく愛しいものだ。 |
Mathieu Boogaerts Super |
PREV. | NEXT |