WBS 渋谷駅のサイン
先日取材を受けて、テレビ東京のWBSにて放送されました特集「一目で“伝わる”インフォグラフィクス(infographics)」の映像が公開されました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_30748/
で、ちょびっと解説(って程でもないけど補足)。インフォグラフィックスやツタグラのグラフに関してではなく、VTR内で紹介していた渋谷駅のサインについて、単に街中のサインのひとつではなく、なぜあれがインフォグラフィックスなのか?
・人の目を惹きつけ
空間において鮮やか色面の壁が目立つ
・伝える内容が明確
路線の種類と方向指示のみ
・シンプルな表現
電車のピクトグラムとマーク、色、矢印、路線の名称のみ
・見た人の行動をコントロール
改札を出てすぐに立ち止まらせない効果
・文字を使っていない
実質、文字が無くても機能する情報の階層化
※木村さんの著書「インフォグラフィックス」に書かれていた「Attractive/Clear/Simple/Flow/Wordless」のアイデアを拝借して整理してみました。
渋谷駅を利用している人々の多くは(利用経験の蓄積により)都内の路線が色によって区別されていることを知っているため、そういった利用者の経験・体験の蓄積をうまく利用することで表現をシンプルに仕上げることに成功している。
新しい情報を伝える際には、こういった見る側の経験や知識をうまく利用することで情報を分かりやすくすることが可能。見る側の知識を利用しちゃうわけです。例えば、ピクトグラムなどはまさに、そういった経験や知識のおかげでデフォルメされ、よりシンプルな表現にすることを許されている。。。といった感じの内容を取材中は必死に(クドクドクドクド)語っておりましたが、放送ではヒトコトでありました。そりゃそうだよねw
で、最近の自分はと云うと「伝わり方をコントロール」を強めに意識しています。これはまた上のお話とはちょっと違っていて、距離や階層の問題をはらんでいます。ってな感じで日々精進であります。
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