Trip
オランダ・ベルギー・チェコの旅 11
アムステルダム〜ブリュッセル(&ゲント)〜プラハという順路で巡っていったのですが、公共のサインデザインも街によって特徴があり、建築物のディテールの変化と同調するようにピクトグラムの描き込み方にも変化を体感。自転車のサインと周辺の街並みを一緒に取り上げながら比較。
Amsterdam
アムステルダム:中央駅裏にある道路サイン。自転車とバイクのピクトグラムが、個々の特徴をシンプルに表現できている。実は自転車よりもバイクのピクトが秀逸なり。
アムステルダム:ドローグデザインのショップ、硝子窓にて。これは、公共のサインなのかどうか怪しいのだけど、アムスでは珍しくディテールが描き込まれていたので撮影。タイヤカバーやチェーンカバー、ペダルまである。手描きのような線の揺れがみえる。
アムステルダムの街並み。また、人工島付近のモダンな集合住宅の様子はこちらもご覧アレ。
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Bruxelles
ブリュッセル:街の中にある道路サイン。タイヤカバーがタイヤから離れて細い線になっており、カバーの支え棒まである。タイヤのセンター軸が明確に円で描かれている。ペダルの位置が12時18時って微妙。
ブリュッセルの街並み。アムスと似ているんだけど、建物のエクステリアのディテールがより繊細というか、デコラティブだ。
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Praha
プラハ:Náměstí Republiky駅近くのレンタサイクルのサイン。ついに、チェーンまで描かれてる!もう、ピクトグラムではなくイラストレーションだよね。ま、道路サインではないので、厳密に他の街との比較にはならないけど。
レンタサイクルの向かい側の景色。
サインデザインのピクトグラムだけを見較べると、アムステルダムが一番モダンでグラフィックとしても優れているかなとは思う。しかし街並みも一緒に見較べてみると、ブリュッセルもプラハも周囲の建築物の持つ雰囲気と同調しているようにも思える。街の持つ空気?ムードの引力に引き寄せられ、自然と周辺の建物のようなデコラティブ要素が出てるのかもしれない・・・ちょっとおもしろい現象である。
最後に周辺環境との関係性の意味でちょっとばかしオマケ。
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プラハ城近くのサインボードが落ち着いたブラウンで周囲に溶け込んでいたのが強く印象に残る。利用者(観光客)が分かりやすいように視認性の高いブルーを用いたりせずに、あえて周囲に溶け込むような色味を用いている。ちょっと不親切のようではあるが、街の景観を大切にしているからだろう。美しい街並みを楽しみに来ているのに、サインボードが一番目立ってしまっては興ざめである。実際、落ち着いた色を用いていても、歩いて巡っている際には充分な情報を提供できている。
まだもう少し旅行のネタ引っ張りま〜すよ。なかなかゆっくりと時間を取れないですが、これからも小出しにちょいちょいアップしていきたいと思います。
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INDEX :
11:街のサイン比較(自転車のピクトグラム)
10:Photo Frame "Doors"
09:Photo Frame "Amsterdam '07"
08:ドローグデザイン
07:人口島
06:図書館と旧郵便局
05:自転車
04:ホテル
03:空港その2
02:空港その1
01:Beer! Beer! Pivo!