The Rolling Bench
ちょっとしたアイデアをわかりやすくカタチにするということの大切さ。
この「The Rolling Bench」は、わかりやすさを上手くデザイン化しているんじゃないかと思う。特にベンチの横についているクランクバーがグルグル回す行為を創造させてくれる。それに、チョロリンと出ている感じがデザイン的にも愛嬌があるよね。
The Rolling Bench
Designer: Sungwoo Park, Yoonha Paick, Jongdeuk Son, Banseok Yoon, Eunbi Cho & Minjung Sim
YANKO DESIGN
http://www.yankodesign.com/index.php/2008/01/31/the-dry-side/
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雨上がりの翌日に水たまりのある公園を散歩した時にこのベンチを見つけたら、思わずグルグルしてから座って空を見上げることだろう。きっと空だけでなく心も晴れるような気がする。
利用する人間が一瞬考える必要があるけど、すぐに答えが見つかるようなギミックというのは、気づいたときの嬉しさが、幸せな気分になれる秘訣のような気がする。何も考えずに済むような便利さだけじゃなくて、人の想像力を刺激し、且つわかりやすさと楽しさの共存ということが、ハッピーなデザインってこういうことなのかな。「?」ではなくて、「!」な感じ。
六本木ヒルズの敷地内に、奇抜なベンチがたくさん置いてあるけど、座っていいのか分からないようなものもある。こういった実用的でわかりやすいのに、ちょっとハッピーになれるようなアイデアのものになるといいな〜と思ってみたり。しかし、実際に設置するとなると、安全面で問題のあるプロダクトかもしれないので、人が座ると回転できないようなロック機能(こういう考え方が日本人ぽいかな・・w)があれば良さそうだね。
自宅の屋上にあったら、ちょっと嬉しいかも。
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