オランダ・ベルギー・チェコの旅 3
引き続き、空港のお話です。プラハにも訪れた際に利用したルズィニエ国際空港について・・・と、その前にスキポール空港のサイングラフィックが美しくスマートだな〜と思いながらに気づいたのですが、英語表記のみなんです。外国だから当然と思うかもしれませんが、ここはオランダ。前回の比較写真を見てもわかるように、ヒースローは当然イギリスなので英語表記だけですが、バルセロナのエル・プラット空港では、一番上にカターニャ語(バルセロナはカタルニア人の国)間に英語を挟んで、一番下にスペイン語表記となっている。日本人からしたら、全部アルファベットなので、あんまり違和感無いのだけど・・・日本であれば、日本語(既に日本語自体が漢字かな混じりな点でカオスかも)と英語の表記に加え、大阪弁や名古屋弁が併記されているってことかな?実際、最近はハングル語などを手書きポップで追加されているような場合もあったりして、ますますカオスな東京っぷりに拍車が・・・。
そういう意味で、母国語のオランダ語を用いずに英語表記のみの英断を下したスキポール空港ってすごいかも(稀にオランダ語表記の箇所もあったけどね)。国際ハブ空港であるからできた決断なのかな。実際にアムスの街で過ごしてみると、誰もが英語で話せるので問題ないのかもしれないが、でも本当の理由は、すばらしいピクトグラムの存在があるからなんだと思う。
ちなみに、デザイナーはPaul Mijksenaar(ポール・マイクセナール)。
http://www.mijksenaar.com/
Projects のページにスキポール空港のワークアーカイヴを閲覧出来ます。
しかし、スキポールの空港デザインのベースは1967年に「Total Design」が作成。黄色地に黒の文字は、世界の空港サインの象徴的なカラーになっていると思う。ただ、マイクセナールが引き継いで、現在の英語単一表記とピクトグラムを導入してリニューアル。
で、本題のルズィニエ国際空港の印象は。
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文字細っ!余白多っ!なんだか、ガランとした空港内の様子を相まっていい感じにさら〜っとしてます。空港もまだまだ余白たっぷり。当然、チェコ語と英語は併記。おそらくチェコ語だとスペルが多いせいなのかどうかは知らないけど、文字は長体。
ピクトグラムはスキポールに比べると、ディテールがかなり鋭角的で具体的な印象。でも、飛行機を見送っている人がハンカチを手にしているのが、かわいらしい。この微妙なギャップに魅力を感じてしまった。味わいがあるというか、なんというか。
余談:プラハ到着時にロストバゲッジ。待てども待てども、荷物が流れてこないので、がっくりと肩を落としてチェコ空港のカウンターにてクレーム。滞在先ホテルを伝えてバスに揺られ、地下鉄でホテルへ。最低限の持ち物はザックに背負っていたので難を逃れたけれど、どっと疲れが出る。翌日の朝に、再度チェコ航空に電話、ウェブサイトから荷物の状況をチェックすると、既にプラハには届いている模様。幸いにも夜にはホテルに届いており安堵しました。
プラハ! いつか行きたい街です。
ぜひ街の様子も、写真アップしてください。
見送りのピクトグラム、何かいいですね〜。かわいい。
日本も頑張ってほしいものです…が、
文字のつくりが格好良くないので、つらいところですよね。
サインといえば、新宿駅にAnswer & Question(答えと質問)っていうサインが
デカデカと出ているのですが(実際はインフォーメーションカウンターらしい)、
これがとてもはずかしい。
クイズでも出されるのかと思ってしまいます。
まずは英語から、頑張ってほしい。
Posted by: Noa | 2007年12月15日 00:51