東京タワ下で。

イラストの資料撮りで東京タワー周辺を散歩。と言っても、車を道路脇のPに停めてきたので1時間の制限時間付き。この辺は、最近できた東京プリンスホテルパークタワーのすぐ隣には芝丸山古墳があったり、増上寺から見上げる東京タワーなど、この土地の歴史がもの凄い圧縮率で存在しているようで面白い。

途中、タワ下の公園で5,6人の少年達が遊んでいる姿（都心のコドモも外で遊ぶんだね！）を見てちょっと嬉しくなったのだが、サッカーや野球などの球技を禁止する張り紙があったのが残念。

新潟にある自分の実家の前にはちょっと広めの公園があって、サッカーやキャッチボール、三角ベースなどで遊んでいたんだけど、周囲をグルッと道路に囲まれていたのでボールがちょいちょい敷地から飛び出してしまって困った。しかも、道路は下り坂でボールは加速しながら転がり進み、終いには側溝に落ちて流されていく。その度に僕らは猛ダッシュで追いかけ、流されるボールを追い越してガードレールを跨いで側溝の中に降り、必死に待ちかまえていたわけなんだけど・・・。その側溝が自分よりも深く大きかったので、コドモゴコロにドキドキした記憶が急に蘇ってきた。

コドモの頃って、他人の家の敷地を通って近道するとか、工事現場の資材置場で基地を作るとか、初めて通る道を一人で歩くだけでもドキドキして、毎日がこういうプチな冒険の連続だったよね。今思えば危険と常に隣り合わせだったような気がする。未開の地を旅する＝冒険ってことだとすれば、コドモが行動範囲を広げていくことは全て冒険ってことなんだろうね。

大人となった今、日々生活することに時間を取られ行動範囲が決まってきたせいか、あまり冒険することがなくなっているような気がする。山登りをはじめた理由はそんなとこかも。

と、こんなことを書いていると・・・『だから、旅行しようよっ。』てことか。

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